こめ、ひと、まわる、百年先も。
人もモノも循環することで
100年先も1000年先も
生き続けるまちをつくりたい。
これからの農村と都市を考える。
岩手県奥州市の休耕田(有効活用されていない田んぼ)から始まった地域循環型プロジェクトを営むチーム「マイムマイム奥州」。
これまで、農村と都市の4つの事業者が主体となって、米を別の資源に変えながらバトンをつないできました。
錬金術のように米が循環し、出会うことのなかった人々が出会い、世代や国境を越えた新しい集いが生まれました。
そして今、私たちは、100 年後の農村のあり方を考えています。
消費される資源や日常にとらわれず、自分たちでできることを楽しむ暮らし。農村と都市が出会いの連鎖を続けて、自由な多様性をはぐくむ社会。
私たちは「都市とともに生きる農村」の可能性を信じています。
【主なメンバー紹介】
農事組合法人アグリ笹森 組合長
織田義信(奥州)
昭和26年に胆沢の農家の長男に生まれ、胆沢で育ち現在に至る。
給料取りをしながら、儲からない米づくりに励んで、定年退職後に営農組合の事務局として雑用係に明け暮れています。
65歳になり、世の中から高齢者扱いにされますが、気持ちだけはまだまだと思うのですが、最近のまんがヒーローの名前が覚えられなくて、じじがエグザイルと言うと孫に違うと叱られます。何度聞いても新しいものが覚えられないこの頃です。
趣味は薪ストーブで、燃やす木の種類によって変わる炎を眺めながら、ビールを飲むこと。もちろん、薪の調達(丸太の切断、斧での薪割、薪積み等)から、炊きつけ材料(杉っぱ、小枝等)まで自分で確保し、二酸化炭素の排出を無くし、環境保全に貢献しています。
アグリ笹森
米、野菜などの生産に携わる農事組合法人。
環境に配慮した米、無農薬、減農薬米の生産に取り組むほか、地域のお祭りなどを取り仕切るローカルリーダー。
株式会社ファーメンステーション 代表取締役
酒井里奈(東京)
お米を発酵させて、エタノール、石けん、エサなど生み出すファーメンステーションの代表。
社名の″ファーメンステーション″は、発酵(fermentation)と駅(station)をあわせて作った造語。
好きな発酵飲料はビール。
ファーメンステーション オフィシャルサイト
まっちゃん農園 代表”鶏”締役
松本崇(奥州)
豚のお世話係から鶏のお世話係に転職した代表鶏締役の松本崇が、名誉快鳥300羽の鶏たちを奥州黒石の山の中にて平飼いで育てています。
奥州のお米を食べて育った鶏が産む奥州のたまご。たまごを食べた人が笑顔になるのが楽しみです。
まっちゃん農園 Facebookページ
農家民泊まやごや 女将
及川久仁江
「農家民泊まやごや」の女将。
1963年生まれで、23歳に就農。
農山村再生に人生を賭け「私の100年計画」を30代に考え発表し行動に移し、今に至る。
「私の100年計画」…農村でシンプルに生きていくことが持続可能な社会を作っていける、農村で生きる私達だからこそできるひとつの手段だと子子孫孫に繋げるプラン。
農家民泊まやごや
散居(田園風景の中に家々が散らばって居ること)の中にある農家民泊施設。
馬小屋を改装したので「まやごや」という。
地域の集会所のような場所でありながら、県外からも宿泊者が訪れ、全国にファンがいる。
4人の事業者のほか、奥州市内の農家、ファーメンステーション奥州ラボスタッフ、首都圏在住者などがメンバーとして活動しています。