循環プロジェクト

米から米へバトンをつなぐ。
マイムマイム奥州が取り組む循環プロジェクト

マイムマイム奥州は、米を起点とした循環型農業を実践しています。
家畜用の米の栽培からスタートし、米発酵エタノールや鶏のエサなどさまざまな資源にかたちを変えながら、最後には食卓のごはんへ。
米発酵エタノールから作られた化粧品雑貨は首都圏を中心に販売され、地域循環の枠組みを越えた大きな輪が広がっています。

農事組合法人アグリ笹森
休耕田(有効活用されていない田)をもう一度耕し、無農薬・無化学肥料の飼料用米を栽培。

 

 

 

株式会社ファーメンステーション
飼料用米を酵母・麹で発酵、蒸留して、米発酵エタノールを抽出。発酵粕である米もろみ粕を廃棄せず、石けん原料やエサとして利用している。

 

 

【エタノールや米もろみ粕は化粧品や雑貨に】
ひとつひとつの工程に時間をかけた手作りのエタノールは、化粧品原料のほか、自社商品の消臭スプレーやアウトドアスプレーにも配合されています。
エタノール抽出後の米もろみ粕は、自社商品の石けんやボディミルクに配合。原料を余すところなく使用しているので、廃液が出ません。

左から、お米でできた消臭スプレー コメッシュ、お米でできたアウトドアスプレー、洗顔石けん 奥州サボン、お米と桃のボディミルク ピーチカーネル

 

まっちゃん農園
ファーメンステーションで取れたエタノールの発酵粕である米もろみ粕を、採卵鶏のエサとして利用。
卵は「まっちゃんたまご」として市内で販売されている。

 

 

【まっちゃんたまごはこんなふうに使われています】
市内のこだわりの飲食店のメニューに使用されたり、素材の味を活かしたお菓子に加工されています。

 

農家民泊まやごや
まっちゃん農園の鶏の鶏糞を肥料として利用し、減農薬の食用米を栽培。肥料は野菜の栽培にも使われる。そのほか、「まっちゃんたまご」を使った素朴なおやつも作っている。